#2 マスコミ

マスコミについて思うことがあります。

難しい話ではありません。

 

有事の際のマスコミの報じ方

 

これについて思うところがあります。

まさに今朝、北朝鮮より弾道ミサイルが放たれました。間もなくして弾道ミサイルは太平洋に着弾し、被害は起きずに事は収まりました。

その日の夜のテレビ番組を見てみると…

「ミサイルの飛距離やスペック」を報じたり、偉いさんが「Jアラートの発報が遅かった」というダメ出しを報じたりしていました。

 

えっ、そこじゃなくない?

 

我が国が危険に晒されてんだよ?

貴方の大切な人が死ぬかもしれないんだよ?

 

なんでそんなに他人事なの!?

 

本来ならば、公共の電波を使って「避難の仕方」や「万が一の際の治療の仕方」とかを報じて、大切な人を守るためにはどうしたらいいかを伝えるべきじゃない?

 

自然災害などが起きる度にマスコミは被災地に行って、惨状を報じるけども、その内容は

 

「ご覧のように悲惨な状況です」

 

などとヘリコプターを乗り付け、そこから見下ろして中継をするというようなもの。

そしてスタジオでは

「今回のこの地震は○○プレートと××プレートが…」

なんていう解説をしています。

 

そんな解説は後でもいい!

悲惨な状況なのはヘリコプターから中継しなくても分かる!

 

そんなことよりも

被災者がまずどう避難すべきか

それを報じろよ。

 

この話は1995年阪神・淡路大震災が起こった際に、上岡龍太郎がそう仰っていました。

 

それから30年近く経っても結局、その頃と変わらない報じ方を未だにしています。

なんなら

愛とか情とか熱意とかを"ダサくて前時代的"

みたいな考えをしているのか、その頃よりも他人事感が強まっている気がします。

 

いつからこの国は

国単位でこんなに血も涙もない国

になってしまったのでしょうか…

 

大きな有事が起こった際にはもう立ち上がることは出来ないんじゃないか…そんな不安すら感じる国になってしまいましたね。

それをマスコミが助長するもんですからドンドン悪化していく。

 

"右へ倣え"の我が国にとって

マスコミは大衆をコントロール出来る唯一の存在

なわけですから、例え、政府との考えに違いがあったとしても、ぶつかってってくれよ。

貫いてくれよ。

 

今のマスコミは何でもかんでも、お国の考えに飲まれすぎです。

ホント、レベルが落ちましたね。

国が間違っているなどと言っているつもりはありません。無論、正しいとも言っていませんが。

ただ、マスコミに意志や信念がないのでは?感じているだけです。

 

もう我が国はずっとこのままなのかな…